第27回 女性経営者全国交流会

経営者の責任と覚悟

 経営の『け』の字も知らず、「売上を上げればいいんでしょう!」勘と経験と度胸だけでかる~い気持ちでエステサロンをオープン。しかし、簡単には売上は上がらず安易な考えで強烈な借金地獄へ突入。通帳の中身は54円。その中でも引き受けた女性部会部会長としての役割が石田氏に「会社を潰さない」という覚悟を決意させます。しかし、思いと現実のギャップは縮まらない。それでも自らを奮い立たせ、次々と転機を引き寄せます。7年間で繰り広げられた奇跡的な復活の経営手腕と経営者としてのあり方の報告です。

いしだ よしこ

ビーエルシー.(株)代表取締役
広島同友会

●設立:2002年6月
●正社員:16名、パート・アルバイト2名
●年商:2億9,000万円
●事業内容:脱毛をメインとしたエステティックサロンの経営
●URL:http://blc-web.com/

経営姿勢の確立

 安心安全がモットーだった平間社長。社長であった夫と叱咤激励しあい二人三脚で運営していた中、夫が亡くなり途方に暮れます。しかし、同友会の後藤せき子さんから、強いリーダーシップを取るばかりが経営者ではない事を学び、会社を継いだ時よりも増収増益を達成。従業員が実力を発揮し業績が良くなるヒミツを公開します!

ひらま りつこ

ベースシステム(株)代表取締役社長
東京同友会 女性部副幹事長

●設立:1984年
●正社員:30名、パート・アルバイト5名
●年商:4億円
●事業内容:パッケージソフトウェアの開発・販売
●URL:https://www.basesystem.co.jp/

企業風土の醸成

 男性社会のコンベヤベルト業界において女性である葛藤、技術者、創業者の父との確執の日々から、同友会や様々な出会いを経て現在の覚悟と気づきに至ります。今だからこそ、大月氏自身が胸を張り良い会社と言える若手社員中心の新・茨城ベルトサービスに生まれ変わることができた経緯と辿り着いた気づきと覚悟について報告します。

おおつき あきこ

(有)茨城ベルトサービス 代表取締役
茨城同友会 理事・水戸支部長

●設立:1987年
●正社員:10名、パート・アルバイト1名
●年商:2億5,000万円
●事業内容:ベルトコンベヤベルト加工・修理・交換・販売
●URL:https://ibaraki-belt.com

女性経営者への
四つの期待

 夫が創業し自覚もないまま経営側へ。仕事、人、そして課題が一気に増え、いち早く取り組んだ働き方改革がNHKで取り上げられるも社員の依存を生み出すことになりました。自立こそ大切と自分を知る教育や多くの仕組みづくりを実践。その想いは女性部で出合った四つの期待ともつながりさらなる取り組みに向かうことになるその内容とは。

はらだ なおみ

(株)Re-fa 専務取締役
大阪同友会 女性部例会副委員長

●設立:2008年4月
●正社員:6名、パート・アルバイト21名
●年商:2億7,500万円
●事業内容:椅子・ソファの修理メンテナンス・オーダーメイドソファの製造・家具工事・パンの製造販売
●URL:https://re-fa.co.jp/

人を生かす経営と
ダイバーシティ経営

 「村をつくりたい!」37歳で承継し、社屋移転にむけて社員の夢を乗せて描いた1枚のビジョンマップ。そこには心がほっこりする『村』のような会社の未来が描かれました。「企業の成長や人の人生を応援することこそが私たちの仕事」との強い思いから、社員・顧客だけでなく、地域の人達とともに歩み応援する場を会社として創っていく、挑戦の報告です。

つが ゆうこ

(有)サンディオス 代表取締役
静岡同友会 プロジェクト担当・理事

●設立:2001年4月
●正社員:9名、パート・アルバイト4名
●年商:9,000万円
●事業内容:広告制作・代理業、教育業
●URL:https://sundios.jp/

ビジネスで
持続可能な社会づくり

 メタルテックは兵庫県明石市、岐阜・福岡に拠点を持つ人材派遣会社。同友会での関わりを通じ、児童養護施設退所児童の自立支援「職親」と出会います。退所児童を受け入れたものの、悪戦苦闘の日々。厳しさだけでも優しさだけでもダメ。職親に対する社員の理解と協力も必要。人が人として生きていくための共育について学びあう分科会です。

まつした まゆみ

(株)メタルテック 代表取締役
兵庫同友会 理事・東播支部幹事長・女性部副部長・人材育成委員会副委員長

●設立:2006年10月
●正社員:19名、契約社員:15名、派遣社員:80名
●年商:3億6,800万円
●事業内容:人材派遣、アウトソーシング
●URL:https://metaltech-8.co.jp/

働く環境づくり

 キラニコは、発達障がい児を持つ母としてみんなの支えになりたいと開所しました。今では「大きな家族」になり、一人ひとりが人生を楽しむために互いに想い、違いを認める企業風土を最も大事にしています。一人の困った!にみんなで向き合う事が全体の安心に繋がりました。ユニークな制度やその誕生の秘話をお話します。

ごとう まみ

(一社)キラニコ 代表理事
徳島同友会 徳島市支部副支部長

●設立:2017年7月
●正社員:10名、パート・アルバイト7名
●年商:7,000万円
●事業内容:放課後等デイサービス・就労継続支援B型の運営
●URL:https://www.kiranico-tokushima.com/

企業価値を高める

 村田氏は28年前に他人承継で事業譲渡され、大きく変化するIT業界で、紆余曲折を経て、自立型企業に発展させてきました。同友会の経営指針を愚直に実践し「必要とされる企業と人に!」の企業理念のもと、未来に向けて選ばれる企業をめざし、M&Aやグローバル展開を見据えてさらに挑戦し続けています。

むらた ちせこ

(株)マイ.ビジネスサービス. 代表取締役
愛知同友会 理事・女性経営者の会代表

●設立:1984年3月
●正社員:10名、パート・アルバイト6名
●年商:1億3,700万円
●事業内容:データサイエンス事業、大学院研究室サポート、システム開発、web制作、セキュリティソフト販売
●URL:http://www.mbs2000.com

伝統と革新

 福島市唯一の造り酒屋「金水晶酒造店」の一人娘。TV局勤務を経て専業主婦へ。震災を機に明治28年から続く蔵元を継ぎ、市場縮小の日本酒業界でブルーオーシャンの発見に挑みます。度重なる地震で、129年間日本酒を作り続けた蔵が全壊するも、新たな蔵でその価値を県外はじめ世界へ伝えています。

さいとう みゆき

(有)金水晶酒造店 代表取締役
福島同友会 県女性委員長

●設立:1895年
●正社員:5名、パート・アルバイト5名
●年商:1億円
●事業内容:福島市で唯一の造り酒屋
●URL:https://www.kinsuisho.com

地域に生きる

 地域の方が住み慣れた場所で生活できるよう介護事業、家事代行、遺品整理、職業紹介事業、企業所内保育園の運営、放課後デイサービスなど幅広い事業を手掛ける谷口社長。多角的な事業展開を支えるのは深い愛に溢れる「家族的な」経営です。地域に支えられながら、地域の女性を雇用し、地域に還元される事業を報告します。

たにぐち きよみ

(有)ケアアシスト 代表取締役
北海道同友会 札幌支部西・手稲地区会幹事札幌支部女性経営者部会役員

●設立:1987年12月
●正社員:24名、パート・アルバイト43名
●年商:1億4,500万円
●事業内容:有料職業紹介事業、介護保険事業、遺品整理等
●URL:https://ca-sapporo.com/

※ハイブリッド形式ではありません。

ビジョンの実践

〜しなやかに。そして強靭に。〜

 挑戦の目的が売上重視から人の命や生活に寄り添う事業に変化してきた有田氏。地域を、そして社会を変えたい。ビジョンに描かれたのは挑戦し続ける中で生じた想い。子育てや介護など、女性が長らく担うことが多かった環境変化にも諦めずキャリアを継続できる。災害が起こっても命が守られる。そんなビジョンの実現を使命とし、挑戦し続ける報告です。

ありた みちこ

(株)三住建設 代表取締役
大阪同友会 大東四條畷支部幹事長

●設立:1967年 ●正社員:13名
●年商:7億円
●事業内容:建設業・不動産業・コンサル業(起業支援)
●URL:https://misumi.net/

 14歳でホームレス問題に出合い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊き出しなどの活動を開始。17歳で米国ボランティア親善大使に選ばれ、19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業などで生活困窮者ら累計4000名以上に就労支援や生活支援を提供しています。
 Googleインパクトチャレンジグランプリ、人間力大賞グランプリ、内閣総理大臣賞などを受賞。日経WOMAN 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」にも選ばれています。「セブンルール」「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」出演。株式会社リブセンス社外取締役。大阪市立大学卒業。1991年 大阪府高石市生まれ。
[著書] 14歳で”おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」(ダイヤモンド社)

かわぐち かな

《 認定NPO法人Homedoor(ホームドア) 理事長 》

  • 「人を生かす経営」を深く学び、「よい会社、よい経営者(人、自分)、よい経営環境(社会)」づくりへの取り組みを通して国民一人ひとりの幸せを願う同友会運動の原点を確認し、未来につなぎます。
  • 女性経営者や幹部社員をはじめとした参加者が、経営での悩みや課題を率直に語り合い、学び合い、励まし合い、新たな時代を拓く仲間づくりを積極的に行います。
  • 中小企業は日本経済の主役であると高らかに謳った「中小企業憲章」について学びを深め、「生活者の視点」で企業づくりを行う契機とします。
大阪同友会創立65周年、女性部会設立満40年という節目に女性経営者全国交流会を大阪で開催できることを大変嬉しく思います。昨今の日本を取り巻く環境は、未だ続く新型コロナウイルスの影響や地震などによる大規模災害・戦争を背景とした原材料価格の上昇、物価高騰など不確実な情勢が続いています。
 このような不安な時代だからこそ、人とのつながり、地域とのつながりの中で寄り添い、共感し、違いを認め合い高め合うことを確認し、新しい価値を創造し幾多の困難を乗り越えていきたいと同時に、更なる飛躍を、この大阪の地で全国の皆さまと共に新たなHistoryを生み出して未来を切り拓く力を一緒に育みたいと思います。
 一人ひとりが輝く未来を目指して、大阪同友会一同総力を挙げてお待ちしています。
第27回女性経営者全国交流会 実行委員長
(株)ぜんGIFT ENTERPRISE 代表取締役 / 大阪同友会 副代表理事

※第11分科会は完全オンラインの分科会です。ハイブリッド形式ではありませんのでご注意ください。全体会はオンラインで配信します。

※消費税法基本通達5-5-7に該当する行事のため、課税仕入れにしないようにお願いします。

2024年531日(金)

※6月1日(土)以降のキャンセルは会費全額をご負担いただきますのでご了承ください。

大阪府大阪市中央区難波5丁目1-60 TEL:06-6646-1111

交流の広場
Masquerade

■定 員:80名 ■参加費:4,500円
■場 所:Cielbleu SwissHotel Nankai Osaka 35F
■テーマ:音楽との時間旅行

ゲスト参加の申し込みはこちらから

おせっかいなぐらいのおもてなし

これぞ大阪!福徳円満の招福ツアー

大阪に来てそのまま帰るのはもったいない女全交でしっかりと学を深めた後は、たっぷりの「福」を持って帰って欲しい。私たちがおせっかいなぐらいのおもてなしをする大阪らしい「福」をテーマにした3つのツアー。是非ともツアーに参加してみましょう!

お好み焼きを自分で作って、その後は漫才や吉本新喜劇で大笑い

お好み焼きを自分で作って、
その後は漫才や吉本新喜劇で大笑い

笑福コース

笑う門には福来る!大いに笑いましょう!

ホテルを出発した後は、まずお好み焼きを体験!本格的な鉄板を使って、お好み焼きを自分で焼きます。大阪の人も鉄板で焼いた経験はあまりありません。この機会にお好みマスターになりましょう!!昼食が終わったら、少しの間自由時間。道具で大阪の食文化を支える道具屋筋近辺を散策。その後は笑いの殿堂なんばグランド花月で漫才や新喜劇を観劇。笑いの中心で爆笑しよう!

大阪土産代表豚まんを自分で作って、水の都大阪の中心地道頓堀をクルーズ

万福コース

諸葛孔明起源の豚まんでホクホクの幸せを包もう!

ホテルを出発した後は、お好み焼き屋さんで昼食。おなかが満たされた所で、蓬莱本館で豚まんづくり。大阪で愛されるソウルフード豚まんを自分で作ります。お腹も心も万福になり、ガッチリと大阪魂を感じましょう!
豚まん作りがひと段落したら、水の都大阪の象徴へ。グリコの看板で有名な道頓堀に移動します。以前は考えられなかった、道頓堀を船でクルーズ。いつもとは違った角度から、大阪を堪能できる時間です。

大阪屈指のパワースポットを参拝、更に年に一度の貴重な神事に立ち会える

御福コース

年に一度の貴重な日と女全交がまさかのシンクロ!

ホテルを出発した後は、電車で住吉大社まで移動。お宮参りや七五三でも使われる会席料理一平で昼食。その後住吉大社に移動して国の重要無形民俗文化財。年に一度の御田植神事を見学貴重な神事をご覧ください。
御田植神事が終わると、いよいよ住吉大社内へ。テレビ等のメディアでも紹介される程の住吉大社通。コンサスの土井氏がパワースポットを案内。普通では体感できない福づくし、多くの福を持って帰りましょう!

主催
中小企業家同友会全国協議会
〒101-0032 東京都千代田区岩本町3丁目9-13 岩本町寿共同ビル3F TEL:03-5829-9335 FAX:03-5829-9336 https://www.doyu.jp
設営
大阪府中小企業家同友会
〒540-0011 大阪府大阪市中央区農人橋2丁目1-30 谷町八木ビル4F TEL:06-6944-1251 FAX:06-6941-8352 https://osaka-doyu.jp/
後援
内閣府男女共同参画局、大阪府、大阪市、近畿経済産業局、公益財団法人大阪観光局、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会