「危機感」が生んだ事業拡大 ～直近５年で新会社５社・新規事業７つをスタート～（2024/10/17）

10月例会は、化粧品、医薬部外品、食品等の第三者試験機関であるDRC株式会社の代表取締役社長、高野憲一さんに報告いただきます。

2015年に父の後継者として代表に就任した高野さん。
その後、同じく同友会会員である弟の雅史さんが指針セミナーを経て経営者として覚醒したことを機に、メイン事業の経営は雅史さんに全面的に委ねることとし、高野さん自らは、その周辺でスモールチャレンジを繰り出し続ける傍ら、MBAに通って改めて自らと向き合います。
その原動力は、取締役就任直後に経験した事業承継の危機、つまり従業員の整理解雇や給料カットという辛く惨めな過去から湧き出る「危機感」でした。

現在は好調な業績で安定している同社ですが、指針セミナーで獲得した自らの経営理念を各部署へ浸透させるとともに、将来の滞りない事業承継を念頭に置いてのホールディングス化、資産運用、海外含め複数の新会社設立といったチャレンジを続けて、なかでも新規事業会社「株式会社頭皮labo」は、上場を目指すという初めてのチャレンジです。

「危機感」を具体的な「チャレンジ」に変えて、事業を拡大させていく高野さんの思考・行動力は、どんな経営者にも響くこと必至です。