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Osaka Doyu-Kai

vol.5

大阪東ブロック特集: 「激動する変化に対応する企業」

商用車・トラックをカッコよくするAS自動車

Profile

大阪東ブロック/京阪支部/2017年度入会

AS自動車 代表

饗庭 正人

所在地:大阪府四條畷市蔀屋本町10-13/創 業:2014年/資本金:6,000万円/社員数:3名
業務内容:車改造(商用車、トラックに特化)・自動車中古パーツ販売

トラック好きが高じて起業

 ミニカーやモデルガンなど男の子が大喜びするようなものがいっぱい飾られているおもちゃ箱のような事務所を構えるAS自動車代表の饗庭さんを紹介します。

 ずっとトラックが好きで、商業車に関わる仕事をしてきた饗庭さん。意を決して10年前この同じ業界で独立開業しました。トラック好きと言ってもいわゆるデコトラ、昔で言うトラック野郎のようなトラックではなく、饗庭さんはアメリカのカルチャーが好きで、アメリカで走っているようなコンボイのイメージのトラックが好きとのことです。

事務所に並ぶミニカー群

 

 

自信満々での起業

 社員時代、営業でも実績を上げていた饗庭さんは自分で起業してもうまくいくと思っていました。しかし、なかなかパーツなどを買ってもらえず、改造の契約も取れない状態が続きました。社員時代、仕事がうまくいっていたのは自分の力ではなく会社の看板があってこそだったのだと痛感したようです。

 

 

同友会入会のきっかけ

 なんとか稼がなければとの思いで、幼なじみとたこ焼きの商売をしていたことがありました。その幼なじみが「本業の方で仕事につながるかもしれないから、ある人を紹介するわ」と紹介されたのが京阪支部の泉脇さんでした。そして同友会への入会を勧められます。

 初めて参加した例会の日に即入会をしました。しかし、他の会員が人前でしっかりと自社の経営のことを話す姿を見て、自分みたいな人間がここにいてもいいのかと思ったようです。

 そう思いながらも参加し続けていると、仲間が少しずつ増えてきて、増強委員長を受けることになります。その関係で支部以外にも知り合いが増えてきました。もともと人と関わることが好きだったのでどんどん積極的に活動していきます。

 経営指針確立・実践セミナー受講も経営者としての分岐点だったとのこと。これまで饗庭さんが一人で話すだけの一方通行だった会議から、社員全員が発言する会議に変わっていったとのこと。これまでは数字に弱く、決算書を細かく確認できませんでしたが、セミナーで必要性を痛感し、その後勉強し、決算書をしっかり確認できるようになってきたとのことです。

 

 

アメリカンカルチャーを感じるAS自動車

 本社事務所は大阪府四條畷市蔀屋にあります。奈良県生駒と京都の精華町にそれぞれ300坪の工場があります。

 具体的な業務内容は、商用車の改造です。お客さんの要望を聞き、その業種に合った、オリジナルな使いやすい改造をすることがメインの内容になります。

 その改造のポリシーは、デザイン性に乏しい一般のトラックをカッコよくおしゃれに変えていくことです。

 トラックや商業車以外にキッチンカーなども手掛けています。また、キャンピングカー製作も依頼があればできるとのことです。

 新しい事業として、業者とコラボしてグランピングキャンプ場によくあるトレーラーハウスの製作を計画しています。

 また、安定した売り上げを考えていたところ、同友会の紹介者である泉脇さんから「中古トラックの販売もしたらどうか」と話をもらい、販売をしていくことを計画しています。

 どれもどこかアメリカのカルチャーが感じられる商品になるでしょう。

 会社の商用車をちょっと目立つオシャレな感じにしたい方、キャンピングカーが欲しい方は、一度京阪支部の饗庭さんに相談してみてください。

 

(取材・文・写真:山田)

カスタム例

トラック荷台の張り替え

新規事業のトレーラーハウス