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大阪南東ブロック/東住吉支部
株式会社SANNET
香西 拓也
大阪市の南部に位置する住吉区。住吉区と聞いて思い浮かぶ名所といえば「住吉大社」を思う方もいらっしゃると思います。経営者の方々にとっては「はったつさん」の愛称で親しまれている「初辰まいり」はご存知の方も多いことと思います。
本殿に続く朱塗りの御門
「初辰まいり」は、毎月最初の「辰」の日に参拝することで、より一層力を与えてもらえるといわれています。4年間、計48回参拝することで四十八辰=始終発達を願い、多くの経営者が大阪府内はもとより遠方の方もたくさん参拝に来られています。私も創業間もないころより続けていて、お陰様で今も経営を続けさせていただいています。
住吉大社、もともとは海の神「住吉大神」をお祀(まつ)りしており、それがなぜ商売繁盛の神さんにもなったのか?その始まりは、海の守り神だった住吉大神が、航海の神さんと崇められるようになり、やがて、草を敷かずに苗代をつくる方法を教えたという伝説です。農業は当時の産業を代表するものだったため「産業の神」へと変わり、全産業に従事するお商売人の方から崇拝を受けるようになったと考えられています。
神社の巨樹も神代から
2023年最後の月、12月の「はったつさん」は、12月12日です。ぜひ自社の「始終発達」を祈願しにいかれてはいかがでしょうか?
お百度参りの種貸社
大阪湾がもっと東に入り込んでいたころ、上町台地は突き出した岬であり、天然の良港となった住吉津からは遣唐使などが出発したという伝えもあります。海の神、疫病お祓い(おはらい)の神様として「すみよっさん」と親しまれていますが、特に念入りは「初辰まいり」ですね。
その縁起は神代の昔、神功皇后の創建と伝えられ、全国2,000を数える住吉神社の総本山として摂津の国一之宮に列される住吉大社です。大鳥居をくぐれば思わぬ広い敷地と朱塗りの反橋、数々のお社に驚きます。12月は一年の煤払式で悪鬼を払い、新年には初詣の人出で大にぎわいです。
(編集 西岡)