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Osaka Doyu-Kai

vol.116

わが街探訪

360度大阪を一望「なみはや大橋」 〜大阪版 ベタ踏み坂〜

Profile

大阪中央ブロック/臨港支部

株式会社イングネット 社員

谷澤 康裕

 大正区と港区を結ぶ、尻無川にかかる全長1,573m の日本最大級の長大橋です。中央部の最高点は高さ47m でビル15 階建ての高さに相当します。天気のいい日には京セラドーム大阪や、天保山の大観覧車はもちろん、あべのハルカスや梅田の高層ビル群、その先の生駒山や六甲山まで見ることができ、まさに大阪の全景を一望できます。

 

日本最大級「なみはや大橋」のS字カーブ

 

 長さや大きさはもちろんですが、驚くべきはその勾配(約6.9%)。大阪版 ベタ踏み坂と言われるゆえんで橋の東側には歩道もあるので歩いて渡ることもでき、山登りをしているかのような気分になります。上りきると、撮影時は残念ながら雲がかかってしまいましたが、疲れを忘れさせてくれるほどの水の都大阪の絶景と奇麗な夕日が迎えてくれました。

 

命懸けの勾配撮影

 

夕日のご褒美

 

 少し行きにくいところにはありますが、スポーツの秋真っ盛りの今、体を動かしてから見る絶景を楽しみながら、お散歩コースに(初日の出のスポットとしても!)おすすめです。

 

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 大阪の西側は河川と海が入り込んで、埋め立て地をいくつも造成してきたところです。「なみはや大橋」はクモの巣のように西へと広がっていく土地の南北を結ぶようにつくられています。橋の下を通る船の航路を確保するために、水面からの高さは47mに設計されています。そのための急勾配と橋の長さなのでしょう。

 万葉の昔には、八十島と呼ばれた島が点在し川と海が入り交じったところに、今は人口の島までつくられています。北から舞洲、夢洲、咲洲と並んでいます。徒歩でこの橋を渡りその高いところから眺めると、夢洲では2025年関西・大阪万博に向けての突貫工事が進行中です。博覧会の成功を祈りましょう。

 

(編集 西岡)