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Osaka Doyu-Kai

vol.4

「わが街探訪」

天神祭と天満の街

Profile

大阪北ブロック/北第一支部

直本工業株式会社

阿部 亮子

 毎年7月ごろ、天神橋筋商店街を歩いていると、笛や太鼓の音が聞こえてきます。この音を聞くと「夏が来たんやなあ」と思います。これは天神祭の神輿(みこし)行事での稽古が、商店街で行われているからです。

 天神祭は日本三大祭の一つで、7月24・25日に開催されます。天神祭の起源は疫病退散の祈願で、鉾流神事(ほこながししんじ)から始まり、船渡御(ふなとぎょ)や陸渡御(りくとぎょ)など天神祭にしかない神事があり、古くから続くさまざまな行事は見応えがあります。ですが神事だけでなく、各町内の神輿行列や獅子舞行列などもたくさん出ていて、お祭り期間中の天神橋商店街は大にぎわい!「ギャルみこし」もこの一つです。私は子どもたちの獅子舞や傘踊りがお気に入り。見ているだけで楽しくなります。

辻で2台のお神輿が合うと合戦のように

男女問わず担ぎます

躍動する獅子舞

辻で回るお神輿を見守る姿がりりしい

 

 私の天神祭の過ごし方は毎年必ずこれ。まずは、天満市場でハモを買います。「天神祭の時にハモを食べる」が我が家では定番。そして湯引きにします。ハモは湯引きしたてがおいしい!湯引きしたハモも売られていますが、生のハモを買って湯引きすることをお勧めします。そしてテレビ中継の花火を見つつ、外から聞こえる花火の音を聴きつつ、ハモに梅肉を添えて、ビールを一杯。皆さまもぜひ、大阪の夏を味わってみてください。

家で食べる山盛りのハモ