島根の「変態」が語るそよ風に乗った経営
～歯を食いしばる経営ではなく、面白い方へ、楽しい方へ進むべし。～

河南支部10月例会は、島根同友会 代表理事 モルツウェル株式会社 代表取締役社長 野津 積氏にご報告いただきます。
夫婦二人で8坪のほっかほっか弁当店からスタート。そこから27年。今では、高齢者施設向け調理済み食品の製造販売、在宅高齢者配食サービスを中心に事業展開し、社員148名　売上高14億2千万円にまで大きく成長されました。
モルツウェルが根を張る島根県の高齢化率は都道府県別で7番目に悪い35％。でも野津さんはそこから逃げませんでした。
仲間や周り、地域や行政をも巻き込んでしっかりと向き合ってこられました。
結果、野津さんや島根県は、日本が2040年に直面する超少子高齢化社会に順応できるという、とても大きなアドバンテージを手に入れています。
変わらないためには変わり続けなければならない、野津さんはそう言われます。では、そのためにすべきことは、とお聞きすると、一言「"変態"たれ」と。野津さんは、しばしば変態と言われるそうですが、それは褒め言葉に聞こえるそうです。
なぜなら野津さんにとって変態とは、挑戦する事と考えているからとのこと。広辞苑の解説にも、一番初めに「もとの姿・形をかえること」とあります。
販売戦略も、新規事業も、課題解決も、果ては経営も、「数」を打たないと良い悪いが見えない。だから「数」を打つんだと。
そうして再現性が担保できるものを見つけ出し、仕組み化して、面白い方へ、楽しい方へ舵を切り、好奇心丸出しで、挑戦し続けておられます。今も、「本気で楽しみながら、果てしなくいろんな手を打っている」と言い切る野津さんの報告、刺激も学びも気づきも満載ですよ。