Profile
大阪南ブロック/さかい浜支部
株式会社 みやあじよ 代表取締役
丸山 有仁
堺市堺区の堺銀座商店街の裏路地は、静かで少し神秘的な雰囲気を漂わせています。狭い路地に入り込むと、舗装された道沿いにひっそりと小さな古い店が立ち並び、少し色あせた看板には、かつてのにぎわいを思わせる痕跡があります。
通りを進むと、目に映るのは店舗や事務所の小さな入り口。建物の間からは風が通り抜け、少し湿り気のある空気が頬をかすめます。足音が響くほど静かな路地では、時折、自転車で通り過ぎる住民の姿や、道端で談笑する人々が見られ、その光景が裏路地に命を吹き込んでいるようです。
夕方になると、薄暗い路地に街灯が灯り、オレンジ色の光が道をやさしく照らします。商店街のにぎわいが遠くに感じられるこの場所は、訪れる人にどこかノスタルジーなあの時を思い起こさせます。風に乗って聞こえてくる遠くの笑い声や、ガラガラとシャッターが下りる音が、ゆっくりとした日常を感じさせます。
この堺銀座商店街の裏路地は、決して華やかさはありませんが、どこか懐かしく、心が安らぐ場所です。訪れるたびに、穏やかな時間とともに、日常の喧騒(けんそう)を忘れさせてくれるこの場所に、誰もがまた足を運びたくなるでしょう。
堺の路地裏、今何時ごろ?裏町酒場は店じまい
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筆者の懐かしむ表通りの裏にある路地裏の風景は昭和の匂いがします。
ん?裏路地、路地裏?タイトルとは違う表現です。間違いなのかと思って二つの言葉を調べてみました。
あるWebの解説によりますと「路地裏」…路地を入り込んだ、表通りに面していない所。「裏路地」…大通りの裏手などにある細い通路。よって「路地裏」はそのエリア、場所を示すけれど「裏路地」は道を指します。といった回答があり、なるほど分かりやすい、と一番気に入りました。
一合のコップに敷かれたお皿にこぼすほどお酒を注ぐので、一升瓶で10杯は取れない、それがサービスの裏町酒場。こんなところで久し振りに懐かしさに浸かってみたい安らぎの場所ですね。
(編集 西岡)