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Osaka Doyu-Kai

vol.120

わが街探訪

泉佐野市の隠れた!?名所〜加支多神社をご存じですか〜

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大阪南ブロック/かんくう支部

株式会社リノ

新家 徳子

 弊社から100メートルほどのところに、地元の人々に愛される加支多(かした)神社があります。1200年以上の歴史があるといわれ、令和6年「加支多神社本殿」「加支多神社拝殿及び幣殿」「加支多神社神饌所」が国の登録有形文化財に登録されました。

道路に面した大鳥居

御神木と本殿

龍が飾られた手水舎

 

 加支多神社には弓矢の神様・誉田別命(ほんだわけのみこと)が主祭神として祭られており「弓矢八幡加支多神社」とも称され、神社境内にある弓道場では時折矢を射る方々を拝見します。

 また大国主命の子で、えびす神と同一視される事代主神(ことしろぬしのかみ)も祭られており、1月の十日戎3日間では多くの参拝者でにぎわいます。弊社がこの地に移転して以降、1日と15日には必ずごあいさつさせていただいていますが、今年は初めて十日戎にも参拝。手水舎の横ではぜんざいが振る舞われ、その様子を横目に熊手を購入。「福引できますよ」と勧められるままくじを引くと、なんと当たりくじを引き当てました。本神社では水に通すと文字が浮かびあがる「水みくじ」もあるので、次回は引いてみたいと思います。

 

 


 

 神話時代の神様を、日本人はどれだけ信心し、愛していることでしょうか。日本には約8万8千社の神社があり、登録されていないものや小さな祠(ほこら)なども含めると十数万といわれ、数知れません。登録有形文化財に登録されると維持存続に関して文化庁が指揮を執り、保全改修などもすすめられるのでお参りする人は安心です。

 全国それぞれの神社の御祭神は八百万(やおよろず)の神様で、日本の国が生まれたという古事記の神話に出てくる、イザナギ・イザナミノミコトを父母に、親族一縁みんな神様。系図を調べてみると面白いのです。この神社では五穀豊穣、商売繁盛を祈り、八幡さまに学業成就を願いましょう。

 

(編集 西岡)